書籍の内容
「皆、この方がリザ姫、ミッドラーン王家の血を引く俺の妻だ」
5年ぶりに再会したエルランドの妻として、また城の女主としてリザの新たな人生が始まった。
舞台は辺境イストラーダへ。
しかし古株の使用人アンテはリザに冷ややかで……。
そこに隣の領主ナント侯爵と息女ウルリーケがやってきて、滞在することに。
忙しい夫と寝室も別々の妻との距離はなかなか縮まらず――。
「私、この地でもっと望みたい!」
そう思った時からリザの世界と愛が広がる。
すれ違い純愛夫婦とリザの成長物語 第２弾！
作者からの一言
小説家になろうユーサーの皆様、こんにちは！
文野さとです。
こちらで連載していた「置き去りにされた花嫁は、辺境騎士の不器用な愛に気づかない」ですが
書籍化の打診を、子供の頃から愛読していた大手出版社、KADOKAWA様からいただき、
驚きと喜びのうちに出版が決まったのが一昨年、前半部分が出版されたのが１年前です。
しかし、ラノベ業界の椅子取りゲームは凄まじく、後半部分が出せるかどうかはわからない状況でした。
そんな中で、読者様からの続編のご要望が凄く、このたび無事、後半部分を２巻として出版することができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
２巻の改稿・割愛・加筆は１巻以上で、苦戦しましたが、よくまとまったいい出来になったと自負しております。
物語の醍醐味とは、浮世の苦しさや悲しさ、多忙さをひととき忘れ、その世界の中に耽溺することだと思っております。
どうぞ皆様、私の構築した世界の中においでください！
感謝を込めて
文野さと
