書籍の内容
三大公家テ・トーラ家の血を引くネオンは幼き頃に公爵家を追い出され、母と兄弟と共に平民として暮らしていた。
しかし18になると政略結婚のために連れ戻され、辺境伯当主ラスボラ・ヘテロ・モルファの元へ嫁がされる。
家族のため政略結婚を受け入れたネオンだったが、ラスボラに愛することはないと突き放され、開き直って悠々自適な引きこもり生活を満喫していた。
そんなある日、家令と侍女長に勧められ辺境騎士団の視察に出たネオンだったが、そこで目にしたのはまともな治療もされずにあばら家に閉じ込められる負傷した騎士たちの姿だった。
その“惨劇”の光景に思わず嘔吐し、同時に看護師であった前世の記憶を思い出す――!
「私は辺境伯夫人として、最初の慈善事業『負傷者への看護』を行わせていただきます」
作者からの一言
この度、ブシロードワークス様よりデビューする運びとなりました。
ネオンと周りの人たちの頑張り(と、旦那様の駄目っぷりを)を、楽しく読んでいただけるようにたくさんの方に助けていただき、頑張りました。
茲助先生の美しいイラストとともに、是非お手に取っていただき、楽しく読んでいただけると幸いです!
★一度は完結したこの作品ではありますが、たくさんのご意見を頂き、web版は現在、終盤を大きく変更し、現在も連載中です。