書籍の内容
「アガシャはけっこんしないのか?」五歳の殿下からの無邪気な問いに困る私。
尊く可愛い殿下と公爵令嬢に、婚約破棄と家から勘当されたことをどう伝えればよいのやら。
「よし、アガシャのけっこんのため、いろんな男をしょーかいしよう」恐ろしいことになった。
そして、連れてこられたのは運命の人――元同級生で宰相補佐のカルレイン。
純粋無垢な五歳児カップルに振り回され、ほのかに憧れていた彼との距離が縮み始める。
「ぷろぽーずだいさくしぇん」のおかげで、家族と元婚約者に見捨てられた私のわだかまりも消えていき、まっすぐ彼の想いを受け取めて……。
作者からの一言
短編から約3万5千字加筆!
尊い5歳児たちが大活躍する「ぷろぽーずだいさくしぇん」を書きました。表紙と同じくらい本文も尊くなっております。
アガシャとカルレインのその後もどうなるのか、ぜひご覧ください。