書籍の内容
王家を巻き込んだ騒動を解決し、辺境地ラストア村での生活にも慣れ始めた神官リド。
仲間たちと賑やかな生活を送っていたある日、ラストア村にある人物が訪れる。
――それは、衰弱しきった様子の獣人少女、ナノハだった。
「お願いします。どうか私たちの里を救ってください……」
聞けば、獣人族が暮らす里は大地の汚染により危機に瀕しているのだという。
そしてそこには、かつての騒動の引き金となった黒水晶が関わっていた――。
大地汚染の他にも獣人族の里は多くの問題を抱えており、リドは仲間と共にその解決に乗り出すことを決める。
舞台は辺境の土地から獣人族の里に変わり、
リドの規格外な能力を活かした開拓計画が、今始まろうとしていた――。
作者からの一言
WEBで連載していた「SSS級スキル配布神官の辺境セカンドライフ」の第2巻が書籍化発売されることとなりました!
WEB版をお読みになっていただいた方、感想など応援してくださった方、本当にありがとうございます。
本作は人々にスキルを授ける少年神官が主人公なのですが、WEB小説などでは脇役に位置づけられることが多い役職であると思っています。
「でも、スキルを与える神官ってよく考えてみたら凄いよね?」というところから着想し、第1巻では追放された辺境の地で規格外のスキルを授けながら大活躍を見せるストーリーになっております。
今作第2巻では、獣人族の里に舞台を移し、新キャラクターと共に土地の開拓を行っていくというストーリーになっています。
もちろん第1巻で出てきたキャラクターたちもしっかり絡んできますので、ぜひご期待くださいませ。
イラストレーターのゆーにっと様に手掛けていただいたイラストの数々にもぜひご注目くださいませ!
本作は6月からコミカライズ配信も開始しておりますので、そちらも合わせてぜひお楽しみくださいませ。
末筆になりますが、多くの方のお力をお借りして本作が世に出版される運びとなりましたこと、この場をお借りして深く感謝申し上げます。