書籍の内容
エルベリア帝国の軍学校に人間の生徒として潜入した魔王ルシファーことテオドールは、早くもその生活に飽きていた。
もっと何か自分を興奮させてくれるような出来事はないのか。
そんな折、テオドールは選ばれた者のみが入れる書庫で不思議な本を発見する。
今では使われていない古代文字で書かれたその本の内容を解読するうちに、500年前に帝国で起きた陰惨な事件のことを知った彼は闇に葬り去られようとしていた真実に興味を抱くようになった。
一方、巷では過去の事件と類似したエルフの失踪事件が相次いでいる。
事件の黒幕と、その目的とは一体。
いよいよテオドールの同級生までもが姿を消す中、彼のことを監視しているような素振りを見せるエルフの少女が姿を現した。
彼女と話していくうちに、テオドールは事件の根幹へと迫ることになる。
500年前に起きた事件と、現在の事件が交錯する中、最強の魔王の『暇潰し』が幕を開ける。
作者からの一言
2巻目です。
1巻では第1章部分の3分の2程度まで進みましたが、今回は大幅な加筆修正を行っています。
書籍オリジナルキャラであるエルフの少女のピアナというキャラが出てきます。
それまでのシリアスな雰囲気とは打って変わって、テオドールはピアナとデートを楽しんだり、挙句の果てには彼女を籠絡しようとしたりとやりたい放題。
一体このお話はどこへ進むのか。そう思った時には、既に事態は急変します。
なろうで掲載中の1章後半部分がどのように変わったかなど、是非是非お手に取ってチェックして頂けると幸いです!
今回も美麗なイラストが本作を鮮やかに彩ってくれておりますのでよろしくお願い致します!