書籍の内容
香りの魔法が支配する異世界に、ペッパーミル片手にトリップしてしまった泪(るい)。麗しくも腹黒な魔法使い――『香精師』ヴァシルに出会った彼女は、料理がきっかけで彼に弟子入り! 自ら生んだブラックペッパーの大精霊と共に、元の世界に帰るための香りを作ろうと奮闘する。ヴァシルはそんな彼女を厳しくしごく一方で、料理をねだり、甘く束縛してきて!? 「精霊王が貴女の料理の香りを気に入ったから」とか何とか言っているけれど、師匠、何か隠してませんか――!?
二つの世界の関係は、そしてルイがこの世界にやってきた理由とは。真実が明かされた時、そこにあるのは愛しい気持ち。
香りと、色と、美味しいものでいっぱいの恋愛ファンタジー!
作者からの一言
『レモンペッパー・ガーデン ~香りの精霊の母になりました~』が、恋愛色マシマシで書籍化されます。師匠が弟子を利用しようとして、逆に彼女にすっころんでいく過程を、ヴァシル視点も交えながらどうぞお楽しみください。