質問

作品について
「その後」の読み方、捉え方の印象について
by 元毛玉 パソコン
2025年05月29日 17:54投稿
他の作家さんとやり取りをしていて、難しすぎて訳がわからなくなってきたので質問をさせてください。

「その後」と出てきた場合に、読者はどう読むケースが多いのでしょうか?
・そのご
・そののち
・そのあと

例えば以下のケース事例ではどう読まれますか?

A:その後、数か月が経ち、彼は立ち直って見せた。
B:彼は傷つき果てたその後に知ることになる。彼女の運命を。
C:その後には何もない。

※AIにも聞いてみたのですが、回答にしっくりこなかったのもあり、質問させて頂きました。
Re:「その後」の読み方、捉え方の印象について
2025年05月29日 20:25投稿
日本語って難しい…。

Å そのご

B そののち or そのご 。 その後、知ることになる とすれば、どちらでもいいような…

C そのあと?かな 

状況や前後の文脈がわからないのでなんとも言えない。
Re:「その後」の読み方、捉え方の印象について
2025年05月29日 22:48投稿
・・・うーん。
これ、本当に難しいですよね。
私ならば・・・

A:「そのご」。前の文章の流れによっては「そののち」でもいいかな?
B:「そののち」。直後の助詞「に」と前の文章が、私にそう読ませました。「そのあと」でも違和感はないですね。
C:「そのあと」・・・かな? ただ前後の文章の内容によっては「そのご」や『そのうしろ』もあり得るかも。

「そのあと」の読み方で当てる漢字が、「後」と「跡」で意味が変わってきますよね。「後」なら時間軸、「跡」なら空間軸、「痕」なら身体的あるいは精神的な「痕跡(こんせき)」という意味合いが強くなります。

実は、本当に偶々なんですが、私の場合、この「その後」という表記、作品中ではなるべく使わないよう意識している単語です。

特に『そののち』と読ませたい場合は。『そのあと』『そのうしろ』も基本そうですね。
なぜなら、読み方によって読者への印象が変わる上に、リズムが狂ってしまうから。挙げられた例文ですが、私ならこう書くと思います。

A:その後 → やがて ただし、前の文章の流れでは「その後、」を使うかも。
B:この文章の流れだと、そのまま「その後」でもいいですが、私は「そのあと知ることになる」もしくは「そののち知ることになる」とひらがな表記にした上で助詞「に」を削ります(「に」が続くから。「その後(あと・のち)に」と使うなら後ろの「知ることに」は「知ることと」にします)。
C:前後の文章によっては「その後」「その跡」を使い分ける。

私は、基本的に「その後」は、ひらがな表記にします。漢字の「その後」を使うときは、
・『その後、』と読点で一旦切るとき。
・『その後(ご)ごみを捨てた』見たいに、同じ「音(おん)」が続くとき。だから「そのあと」と書きたいときは「そのあとごみを捨てた」と書きます。
以上のように、「決めて」ます(ま、決めてても間違うことが多々あるんですが)。

私は、読んでいて流れやリズムが狂うとダメなタイプですので、その辺りは表記揺れも許容するスタイルです。
尤も、こんな細かいことができるようになったのも、途中から入力補助機能(表記揺れチェック)を導入したからなんですが。それまでは結構いい加減でした。

逆に、絶対に漢字を当てる言葉もあります。それは「いった」。
「言った」と「行った」で意味が大きく変わってきますので(まぁ前の文書の流れで分かるんですが)、特に「言った」は必ず漢字表記します。
これは感覚的なもので、単に私が「『言った』でないと気持ちが悪い」からです。

まぁ、色々えらそうに書きましたが、元気玉 様の例文もまったく問題ないですし、読んでいても気にならないです。多分前後の文章から判断して無意識に読みやすい読み方で読んでると思います。上記の意見はあくまでも「私が書くなら」という話ですので。書き手のフィーリングの方が大切なのでは、と思っております。

偶々、ご質問の単語が私のスタイルと噛み合うものでしたので、僭越ながら口出しさせていただきました。
ご参考になれば幸いです。
Re:「その後」の読み方、捉え方の印象について
by 元毛玉 質問者
2025年05月29日 23:47投稿
橘 シン 様
回答ありがとうございます。

ですよね。難しいですし、全体のちょっとした文脈でも読み方が変わるので執筆している側も迷うこともあります。
字面の印象を優先すべきか、音の響きを優先すべきか。
答えは出ないので本当に難しいです。

天野禎彦 様
回答ありがとうございます。

仰ることは最もです。
私も小説の元々のセオリーとしては、平仮名表記が基本なのは存じております。
ただ、例題に出した地の文はともかくとして、キャラのセリフとしては平仮名の柔らかい雰囲気がそぐわないこともあり、漢字を使うケースや作者が多くなって、それが読み方を迷わせることとなった原因かも知れない。……と思っております。

「に」の助詞かぶりは、議論をしていた原文をそのまま持ってきました。論点がずれてしまうのでご指摘の通り、「と」に修正しておくべきでした。

「跡」や「痕」に置き換えて考えるアイデアは、議論では出なかったのでとても参考になりました。
ありがとうございます。
ルビを活かしてたり
2025年05月31日 18:44投稿
自分の場合は、になりますが、
読み返しした時、読者に こう読ませたいな という
ルビの使い方やスペースの使い方、時にあえての
ひらがな表記をしたりもしています。
なんでか ここぞ という時に文章は漢字が多くなる感じですが、読んでて、ここぞという時読めない文字があるのは、読む側が辛いかな と。
ただ、全年齢向けでやっているからかもしれません。

元毛玉さん いつも返信ありがとうございます。
たいしたこと 書けなくてすみません。
Re:「その後」の読み方、捉え方の印象について
by 元毛玉 質問者
2025年06月01日 09:16投稿
シロクマシロウ子 様
回答ありがとうございます。

たしかに、ルビを振ってしまうのも選択肢の一つですよね。
「その後」の場合は、どの読みであっても意味合いは同じなので語感の違いくらいですし、ある程度割り切るしか無いのかも知れませんね。
ご意見ありがとうございます。
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