読者の好みなんて人それぞれでバラバラです。ある一人の要望を受け入れて、表現やキャラの言い回し、或いは若干のストーリを変えたとしても、又別の人から反対方向への希望が出される事はあり得ます。来る要望来る要望全て受け入れていたら、どんどん迷走してしまいます。
感想や希望を頂いたら、「ありがとうございます。私自身は〇〇と思って書いてますが、◇◇さんの様な視方もあるのですね。この先の何処かで活かせる時があれば取り入れようと思います。」と、否定はしないけれど、すぐに受け入れる約束もしない・・というのがいいと思います。
もう一点の「説明回」は、絵や図、地図などを上手く使って、効果的に伝えられるなら有りだと思います。特に絵の場合は、文字なら延々と字数を費やさないと伝えられない事も、絵なら一発で伝えられる事が多いです。
でも、商業作品アニメの原作者になったつもりで、得意になってキャラや世界観の設定集を、いきなり初回やその近くから早々と置いてる人を時々見掛けますが、そういうのは「痛い」だけなので、止めた方がいいと思います。
お話を書き進めてきて、読者さんの頭の中に登場人物が住み始めて、レギュラーキャラやいつもの場所の説明を省ける位になった段階で、「そろそろもう少し絵や図を使った説明が有った方がよりイメージが伝わり易いな。」と思った時に、説明メインの回を挟むのが丁度いいと思います。
そして私なら、説明回も完全に独立した回ではなく、下記の様に、ストーリーの中に含める様なスタイルを取って書くと思います。
「いいか〇〇、俺達はここでもう一度これまでの事を確認しておく必要があると思う。」
主人公が地図を広げて言い始めると、メンバーの〇〇達が頷いた。
「先ず◇◇はこの世界の根幹を成すもので、ここから西に〇〇kmの▽▽に在ると言われている・・」
「でも▽▽はとうの昔に滅びたって話だぞ。」
「解っている。だから俺達はその前に◆◆に行って、☓☓を確かめる・・ ◆◆はこの世界が成り立った時に、抵抗勢力だったエリアだ・・」
「えー?でも◆◆ってここからめっちゃ遠いよぉ。どんなに急いでも一か月は掛かるって話だよぉ。」
みたいな感じ(笑)
ストーリの一部に含めれば、読み飛ばされる可能性が低くなると思います。
まぁ単なる一つの考えだと思って下さいませ・・