当方の思い違いでしたら、ご容赦を。
【時系列:時間の流れ】を最優先に考えるあまり、場面の切り替えが多くなっているのではないでしょうか?
『出来事を順に並べないといけない』という思考に囚われていると、目まぐるしい場面転換が必要となり、“絵”というよりパッチワークのようになってしまうのかも知れません。
読み手の立場としては、あまりに場面転換が多く次々に切り換えられると「ついて行くのがやっと」になり、没頭し楽しんで読むと言うより
【カット割りの多い映画を見せられている】かのように冷めて没頭する事が出来ないかも知れません。
そういう「スピーディーな展開」が好きな方も、もちろん居るでしょうし、それを作者(作品)の“味”と好意的に取る事も可能でしょう(私は、腰を据えじっくり語り手の視点を追う構成の方が好みですが)。
もし「順に見せる」より『人を中心に据える』場合は、語り手や視点を【一区切りつくまで固定】し、可能ならエピソードの終わりまで貫いた後で「その頃○○は―」と別の語り手・視点で話を進める、という手法はいかがでしょう。
その手法で成功してる作品でオススメなのが
『傭兵団の料理番』
作者: 川井 昂 (旧:語利人)
N3420CM
です。
人によっては「同じ話を何度も読みたくない」と言うかも知れませんが、時間の流れより【人】を中心に据える事で「話が交差する面白さ」に出逢えると思います。
長文駄文、失礼しました。