書籍の内容
――四凶災が王都にやって来た目的は、セシリー・アークライト。
四凶災の一人、ベシュガムを倒したクロヒコは、死の間際のベシュガムの口から出た本当の目的に驚愕する。
そしてセシリーの側近であるジークとヒルギスもまた、四凶災と遭遇してしまう。自らが仕える主・セシリーのため、二人は絶望的な戦いに挑むが、驚異的な実力を持つ四凶災には敵わず――。
窮地のなか二人の前に現れたのは、着流し姿の底知れぬ笑みを持つ第6院の男。
クロヒコとの再戦を誓った桜色の剣先が、四凶災に向く。
「カカカッ。さあ――死合おうか」
作者からの一言
おかげさまで5巻の発売を迎えることができました。ありがとうございます。
この5巻には「四凶災編」後編、四凶災戦後の休息エピソードなどが収録されています。また今巻ではシャナトリスの変身薬関係の追加シーンの他に、第6院時代のキュリエたちを描いた番外編を書き下ろしました。第6院時代のヒビガミやロキア、ノイズ、他の第6院メンバーも何人か登場しています。
四凶災との激闘も、今巻で決着となります。楽しんでいただけたら幸いでございます。
書籍版、Web版共々、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。