加藤 泰幸(著)
 

内容

不慮の事故でたった一人の肉親の父親を失った、大学一年生の千尋。
彼に残されたものは、尾道の坂の上に建つ、古民家カフェ『夜咄堂』だけだった――
すべてを処分しようと、夜咄堂を訪れた千尋を迎えたのは、自分たちを「茶道具のつくも神」だと言う見慣れない二人。
戸惑いながらも千尋は、つくも神たちから茶道の指導を受けつつ、父の思いが残された夜咄堂を続けることにする。
が、彼には茶道に対する複雑な思いがあって……。
広島・尾道を舞台に、つくも神と茶道、切なさと温かさが交差する再生の物語。
第4回「ネット小説大賞」受賞作!

※受賞時のタイトル「お抹茶セット五百円(お薄茶・和菓子・付喪神)」を改題しています。

作者からの一言

毎週水曜日は仕事を定時で切りあげて、お茶の稽古に通っています。
稽古場は神社の隣にあって、神主さんの奥さんが先生なのです。

ほがらかな先生が点ててくださるお茶を飲みつつ、
神社から聞こえてくる自然の音や、生き物達の鳴き声を聞いていると、
穏やかな気持ちになって、喧騒を忘れる事ができるのです。

本作で、その気持ちを少しでもお伝えする事ができれば幸いです。

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