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第44回2017.08.29

好奇心で、原作の物語変えてみました。
起きた新たな出会いで、僕も変わります。 いきなり原作を変えてしまって、すいません。 ~少年マンガの世界に転生しました~

浅葱零

物語

小学4年生でサッカー少年の主人公は、
大会でシュートを脳天に受け、
オタクでニート、
メタボで童貞だった前世を思いだした。

思い出した記憶の殆どは、
漫画とゲームに関するものだったが、
その中で、高校サッカーを舞台にした漫画、
『僕と女神のタクティクス』を特にはっきり思いだす。

試合後、チームメイトや相手選手の名前が、
漫画に出てくるキャラと同じであることや、
周囲から自身が孝一と呼ばれていることから、
この世界は、『僕と女神のタクティクス』であり、
自分は、メインキャラクター陽狩剛士の
目立たない地味な親友で、
主人公チームのレギュラー選手である、
『鷹月孝一』であると主人公は確信する。

孝一は、原作のストーリーを思い出しながら、
ストーリーが変わってしまう懸念はあるが、
知っている話に沿っていくのも面白くないと考え、
地味キャラから脱してみようと頑張ることにした。


孝一は、前世では感じることのなかった
サッカーの楽しさを感じつつ毎日を過ごす。

ある、チーム練習が無い日の放課後、
剛士やクラスメイトとサッカーをして遊ぼうと集まるが、
人数が合わず困っていたところ、
原作の主人公である矢吹隼が、
下校準備をしているのを発見する。

本来のストーリーであれば、
欧州帰りの帰国子女にして、
超絶サッカー通という設定のヒロイン、
菱井麻衣に才能を見出だされ、
高校からサッカーを始め、
次第に頭角を現していくという設定の矢吹。

彼が高校生になる前に、
サッカーを始めたらどうなるのか気になり、
矢吹をサッカーに誘い、
早速、原作のストーリーを変えてしまう。

孝一と同じチームになった矢吹だが、
パスを出しても上手くいかず、
肩身が狭そうな様子をしていた。
そこで孝一は、
原作で菱井麻衣が言った指示を伝え、
矢吹は見事ゴールを決めることに成功する。

さらに、連続してゴールを決める矢吹に、
「サッカーはどうだ」と尋ねると、
矢吹は、嘘のない表情と一緒に、
「面白かったのでまた誘ってほしい」と答え、
孝一は、楽しさを伝授できたと実感した。

この後、練習中のシュートから
才能を見いだされた矢吹は、
正式にチームに加わる事になり、
孝一は、原作とは異なる日々を送る。


ある土曜日、隣の市のチームとの親善試合の前、
孝一は、集合時のミーティングに、
見知らぬ二日酔いの男性がいる事に気づく。

原作には出てこなかった気がするその人を見て、
実は伝説の名選手で、
必殺技を伝授して貰えるのではと妄想し、
好奇心と、
二日酔いの苦しみから助けたいという思いから、
飲み物を渡して話しかける。

その場にいた監督から、
その人が寮さんと呼ばれている事と、
凄い人だということを聞いた為、
会話をして正体を探ろうとするが、
途中で試合に呼ばれてしまう。

その後、ずっと試合に出続けていたこともあり、
なかなか話す機会が訪れなかったが、
試合後、寮さんの方から、
「君は、面白いな」と興味を持たれ、
後日、サッカー選手として
いいことを教えようと言われる。

孝一は、必殺技伝授イベントが
本当に来たと思い、心躍らせるが、
それは、原作での重要キャラクターとの、
この世界ならではの邂逅だった。

登場人物

鷹月孝一

前世はオタクでニート、メタボで童貞という
挫折と敗北の人生を送っていた主人公が、
転生した姿。

原作での立ち位置は、
陽狩剛士の親友で目立たない地味な存在。
主人公チームのレギュラー選手として登場しているが、
剛士とセットで扱われている事が殆どだった。

原作での立ち位置を思い出した後は、
地味キャラを脱しようと頑張っている。

サッカーのスタイルは、
剛士の影として、自分がシュートを撃つのではなく、
剛士にシュートを撃たせるお膳立てをしている。

意外にも男から人気があり、
気がきく性格をしている。

陽狩剛士

原作では、チームに元からいた中心選手で、
華麗なテクニックが売りの攻撃的MF。
典型的なイケメンモテモテキャラで、
ファンクラブのようなものまである。

孝一とは家が近所で親友。
いつも一緒にいる。

一見するとチャラい感じだが、
真面目でストイックな
サッカー馬鹿という性格をしている。

魔法少年を主人公とした小説にハマった際、
その決めポーズを試合に取り入れると、
図書館ではその本が予約待ち、
書店では一時品薄になるほど、
周囲への影響力がある。

矢吹隼

この世界の原作と思われる、
サッカー漫画『僕と女神のタクティクス』の主人公。

体格は小柄で、
他人には興味がなさそうな雰囲気を醸し出している。

原作では、
高校生になるまでサッカー未経験という設定だが、
孝一の介入により、
小学4年生からサッカーを始めることになる。

いじめを逃れるため、目立たないように
他人の顔色を窺うことを研いてきた結果、
『人並み外れた観察眼』を持ち、
それをサッカーに生かしたプレーをする。

他人を観察することには長けているが、
注目を集めることには不慣れ。

菱井寮

原作のヒロイン・菱井麻衣の父親であり、
欧州でサッカー指導者の勉強をしている。

好奇心から話しかけてきた、
孝一のプレーにサッカーの才能を感じ、
直接の指導をすることになる。

今回の調査対象者

  • 調査期間2017/08/07~2017/08/20
  • 性別男性
  • 年齢30~39歳
  • 好きな作品ジャンル異法則世界 攻略系